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観音寺境内には11本の沙羅樹があります。日本における沙羅樹はツバキ科落葉樹のいわゆるナツツバキのことを言いますが、インドにおいてはお釈迦様が沙羅双樹の木の下で入滅されたと言われるお寺にご縁の深い樹木です。沙羅樹にも種類があり、早咲きの桃沙羅、花びらが小ぶりの姫沙羅、定番の沙羅樹の3種類が当寺では楽しめます。開花時期は種類によって異なりますが、6月上旬から中旬にかけて開花します。花びらはたった1日で落ちてしまいますが、その儚く可憐な花を見るため多くの方々が拝観に来られます。

元日の新年修正会にはじまり、春と秋にはお彼岸法要・8月には施餓鬼法要・秋のお十夜法要など年間を通じて各種法要を営んでいます。また地域の方々や子ども達と交流をはかる5月8日の釈迦降誕会(花まつり)や地蔵盆も開催しておりますので、皆さまお誘い合わせの上お気軽にお参りください。また、6月上旬から下旬にかけては、朝咲いて夕べに散る一日花の沙羅を見学に沢山の方々が来られます。

観音寺の南庭には、姫路城主池田輝政公につかえ、船大将となり大坂冬の陣で手柄をたてた横河重陳(しげのぶ)公とその一族の墓碑があります。元和6年(1620)大阪城修理の時に石材の切り出し奉行をつとめたり、江戸城の修理奉行や高砂城築城にも携わるなど多くの功績を残されましたが、慶安2年(1649)惜しまれながら67歳で亡くなられました。墓碑は、昭和48年に明石市指定文化財に指定され、観音寺の開基として当山に祀られています。

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